つくる習慣をつくる。手作りのプロダクトを通して伝えたいクラフトライフのすすめ。すべての人がクリエイターとして生きる時代です。 コメントする / 未分類 / By couser 今日も手仕事してますか。毎日意識的に何かを生み出すことが、心身の健康維持に大きな影響を与えます。どうやって他人に評価されるか、どのくらいお金を稼げるか、は現代社会を生きていく上で必要不可欠な価値観ですが、それはあくまで副次的産物。日々、「創造」を意識しながら暮らすことが本来の人間の営みです。それが仕事でも趣味でも良いし、お金を稼げるか稼げないかに関わらず、誰かにとって役に立つか役立たないかもどっちでも良く、自分自身と向き合い、自分自身を満たす時間となるからです。創れば創るほど力がみなぎってくる。出せば出すほど自然とまた取り込めるもの。消費ばかりに意識をとられるこの現代社会で、毎日何かを創り出して生きていくことが本当に豊かな人生となりますよ、という提案です。 1 1.消費ライフからクラフトライフへ 2 2.暮らし全体のクラフト率を上げる3 3.作り手の暮らしに魅力がある 4 4.自分でクラフト習慣 1.消費ライフからクラフトライフへ さて、消費社会が極まっている現代社会。みんなと同じ食べ物を食べ、同じ洋服を着て、同じところに出かける。個性が大事!と言いながら、枠からはみ出ないように自分を抑えて生きる。そんな時代はとっくに限界が来ていて、継続しないのは誰もがうすうす感じているところかと。これからは、自分が自分として生きる時代です。そこに至るまでのプロセスは千差万別であるにしろ、自分が輝く生き方とは何かを問い続ける。何かを創り出す行為はとても尊く、自分自身を表現する行為そのものです。創り出したもの(=結果)に価値が宿るのではなく、創り出す行為そのものに価値が宿ります。結果ではなく瞬間に没頭できるか、何かを創る行為そのものを楽しめるか。それが結果的に誰かの役に立つとか、社会的に意義のあるサービスを生み出したとか、そうなったら本当にすばらしいですよ。でも大前提は、創りたいから創っているか。心が込められているか。 2.暮らし全体のクラフト率を上げる 工業製品、大量生産を否定はしません。確かに暮らしは便利になって、苦労も減った。でも大切な視点は何のために科学やテクノロジーの進歩があるのか。進歩自体が目的になっていては本末転倒です。人間社会がより豊かに、幸福を感じながら暮らすことが本来の方向性だとしたら、その見直しの時期はずいぶん前から訪れているのでは?まあ、このブログでそういった現代社会のあれこれを指摘するつもりはないので、話題をクラフトに戻しましょう。クラフト、つまり手仕事とは本来暮らしの中にあったものです。今のように単なる趣味であったり、暮らしとはかけ離れた仕事ではなく、もっと暮らしに根付いたもの。もともと、暮らしと仕事は不可分で、暮らしの中に仕事があり、仕事の中に暮らしがあるのが人間の自然な営みです。それがいつしか、仕事は仕事、暮らしは暮らしと分かれてしまいました。自分が使わないモノを作る。自分が使わないサービスを提供する。というのは冷静に見ればおかしいことですよね。その働き方が現代社会ではあまりにもグローバルに展開されすぎてしまっているので、違和感を感じることすら難しくなりました。でも、違和感を感じた人から実行していきたいのは、洋服でも雑貨でも食べ物でも、どこで誰がどうやってつくったかわかるものを暮らしに取り入れること。安心安全といった観点だけではなく、心を込めてつくられたものには心が宿ります。愛着が湧くし、大切に使いたいし、おいしく食べたいと思うもの。その気持ちで食べ物や身の回りのものに向き合うことはすなわち、自分で自分を大切にする時間を過ごすことに直結します。暮らし全体のクラフト率を上げていくことが、幸福度を高める方法のひとつと言えるでしょう。 3.作り手の暮らしに魅力がある 魅力的なプロダクトを見つけると、誰がどうやって作ったのか、その人は一体どういう暮らしをしているのかが気になります。何を食べ、どんな家に住み、どんな人たちと暮らしているのか、、、とまあ、さすがにすべてを明らかにする必要はありませんが、プロダクトの背景に、その人の価値観であったりライフスタイルは透けて見えるものです。プロダクトそのもののデザイン性や効果、使い心地を追求していく一方で、そのプロダクトにまつわる土地、人物、ライフスタイルの魅力も同時に紹介していけたら良いですね。そっくりそのまま真似することは難しいけど、このエッセンスは取り入れたい。その繰り返しで自分オリジナルな人生が創造されていきます。 4.自分でクラフト習慣 さて、クラフト習慣を日々の暮らしに取り入れること。これが何よりも大切です。個人的には発酵食を片っぱしからつくってみたり、藍染めや陶芸、コーヒー焙煎、チョコレート作りなんかもやってみたいリストに入ってます。思い浮かんだらつくってみる習慣。アイデアを自分の中に留めずに素直に表現してみる習慣。アイデアを形にする体験は自分自身を拡張していきます。やらなきゃいけないことはあるかもしれませんが、やりたいことをやる時間を少しずつ増やしていくこと。couserとしては、こういった方向性で生み出されたプロダクトを今後取り扱っていく予定です。ただただプロダクトを一方通行で販売するのではなく、ワークショップを開いたり、コーヒーピッキングツアーを開催したり、双方向のやり取り、体験まで提供できたらと思っています!にこだわるのはや今後の展開をどうぞお待ちください。